キメラ女子日記

30歳までに変わるを意識して、挑戦したことの軌跡

あの頃私は若かった。

今週のお題「紅葉」

 

紅葉(もみじ)で思い出すのは、中学の時。

同じ部活の男子部に気になる人がいた。

 

同じ部ではあるけれど、

男子と女子では練習が異なるから

何とも言い難い距離感。

 

それでも近くにいれば声はかけるし

それなりに仲は良かった。

もしかしたら彼も私の事、、、

なんて思い上がってた時期もあった。

 

そんな彼から、家族で京都旅行にいく、

と言われたのは11月の半ばごろ。

 

少し困らせたかったのと

旅行中に私を思い出させたくて、

かなりませたお土産を頼んだ。

 

『真っ赤に染まった紅葉の葉を、1枚持って帰って来て』

 

今思い出しても恥ずかしい。

 

それを聞いた彼がどんな反応をしたかは

もう覚えてない。

 

でも彼はちゃんと葉を持って帰って来た。

時期が早くて真っ赤では無かったが。

 

まさか本当に持って帰ってくるなんて

思ってもいなかった私。

 

ちゃんと考えてくれてた事が嬉しくて

にやけるのを抑えるのに必死だった。

そこに紅葉の色は関係なかった。

 

でも彼はさらに上をいった。

色が足りてなかったからと、

綺麗な紅葉の絵葉書を買って来てくれてたのだ。

 

この人が好きだ。

そう確信した瞬間だった。

 

毎年秋が来て、紅葉を見るたびに

この頃を思い出してしまう。

 

紅葉の赤さに負けないくらいに

燃える片想いの思い出。

 

そして紅葉事件の1年後に

私と彼が付き合ったのは余談です。